ドラマ「半沢直樹」から銀行業務の厳しさや、仕事内容を学べます。

ドラマから学ぶ銀行の仕事

カメラレンズとカチンコ

 

これまでの銀行業務に対する認識は、「何をしているのかよく分からないけれど、安定していそう」というふんわりしたものでした。
しかし、私たちは2013年に大ヒットを果たした『半沢直樹』という作品の影響で、銀行業務の厳しさ、人間関係の複雑さ、銀行員であることの苦労を心に焼き付けることになったのです。

 

同時に、自分を陥れた上司に逆襲する爽快感、そして理不尽な環境の中で見出された銀行業務のやりがいが、就職を控えた若者が銀行員を目指すきっかけにもなりました。
では実際のところ、『半沢直樹』で学べる銀行業務とは、どのようなものでしょうか。
すでに視聴済みの人も、そうでない人も、ドラマ『半沢直樹』の世界から学ぶ“銀行の基本的な仕事内容”への理解を深めていきましょう。

 

『半沢直樹』の物語の主軸は“融資”業務

札束

ドラマ『半沢直樹』で描かれている銀行の業務は“融資”の部分です。
融資とは、企業や個人に対してお金を貸し付ける業務を差します。個人で利用する場合は住宅やマイカー購入などの大きな資産を購入する際のローンとして、企業が利用する際は新規事業開拓のための資金や開業資金が必要なタイミングでの融資が考えられます。

 

お金を貸すことで、銀行が求めるのは貸し付ける際に発生する利息です。
お金を回収できない事態はもちろんですが、利息で利益が出なくては銀行が運営できません。
そのため基本としては、融資の際には企業自身の審査や、社長との面談が行われます。

 

>>融資の審査基準を詳しく解説

 

ドラマでは、融資の常識が覆されることになりました。
融資の際に十分な調査が行えないどころか、昇進や体裁など“銀行内部での思惑”に翻弄されて罪を被る結果になった半沢直樹。融資業務の背後にある“日本企業独特の理不尽”に立ち向かう姿が国民に勇気を与え、作品のヒットに繋がったのです。

 

基本的な銀行業務

半沢直樹の世界では、億単位の大きな額を扱う“融資”という業務がメインで描かれていました。
一方、銀行の業務はお金を貸し出すだけではありません。半沢直樹で主題とされた融資以外の部分に見られる、銀行の基本業務についての理解を深めてましょう。

 

預金業務

「預金業務」は、多くの人が銀行と聞いてイメージする“お金を預かる”業務です。
個人が利用する普通預金から、企業が小切手を振り出すための当座預金まで幅広い口座でお金を管理します。

 

為替業務

「為替業務」は、振り込みや送金、口座振替などの“金銭を移動する“銀行業務です。
現金を直接運ぶことなく取引できる安全な機能として人気を博しており、銀行を代表する業務の1つとして認識されています。

 

ドラマからでも銀行業務の苦労が窺える

倍返しと書かれたノートを持つビジネスマン

 

銀行の基本業務は「預金業務・為替業務・融資業務」の3つです。
特に融資業務はドラマ『半沢直樹』でも取り上げられるほど有名になりました。
銀行について分かりやすく知識を深めたい場合は、ドラマなどの作品を取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。

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