利用が広まるネットバンキング
「ネットバンキング」という行為が注目を集めています。
ネットバンキングとは、通常なら銀行の窓口で行うような手続きをオンラインで行うことです。
基本的にはあらかじめ口座を持っていれば、別途申込みをすることなく誰でも利用できます。
残高照会や振り込みに始まり、住所変更や通帳の紛失手続きまで場所を問わずに行える優れた機能です。
普及が広まる理由
現在のネットバンキング利用率は60%程度と言われており、特に金融リテラシーが身についてくる40~50代の男性から多く支持を集めているようです。
活用の背景には、どこでも利用できる「手軽さ」が理由として挙げられます。
これまでは窓口やATMに長い列を作って待たなければ行けなかった手続きが、自宅や出先で気軽に行えるというメリットは非常に魅力的で、時間のない社会人利用者の増加を加速させました。
ネットバンキングの種類
ネットバンキングを利用した取引では様々な手続きが利用できるため、ひとくちにネットバンキングと言っても言葉の意味する役割が異なります。
銀行としての3つの在り方から、それぞれのネットバンキングについて確認していきましょう。
普通の銀行
こちらはメガバンクや地方銀行といった、実店舗を構えた「普通の銀行」の機能としてのネットバンキングです。
いつも使っている銀行口座の残高照会や銀行振り込みがオンラインでどこでも行えるようになります。何かあったら窓口でも相談できる点が最も大きいメリットとなるネットバンキングです。
ネット銀行
「ネット銀行」は、実際の店舗を持たずにオンライン上のみで全ての取引を完結する銀行です。
全ての機能をオンラインで行うため、ネットバンキングを利用して24時間いつでも銀行の機能を利用できます。
ネットバンキング=ネット銀行ではありませんが、ネット銀行にはネットバンキングが不可欠です。
普通銀行のネット支店
メガバンクや地方銀行の中でも、インターネット上で開設できる口座が「ネット支店」です。銀行としての店舗はあるものの、店舗を活用しないことを前提に口座が作成されます。
ネットバンキングの利用を前提とした上でメガバンクや地方銀行の機能が利用でき、普通の銀行とネット銀行の中間地点にいる特殊な存在です。
まずはメインバンクをオンラインで使おう
ネットバンキングは銀行の各種手続きをインターネット上で行う方法です。
実行可能な手続きは多岐に渡り、銀行によっては全ての手続きをオンラインで完結させられる場合もあります。
いきなり全てをオンラインに任せるのが怖い場合は“普通銀行のネットバンキング機能”の活用がオススメです。
まずは、メインバンクのインターネットで行える機能について調べてみてはいかがでしょうか。